
鬼滅の刃163話のネタバレをご紹介します。
先週、見事に童磨を毒に犯したしのぶ。
このまま童磨は、消えてくれるのでしょうか。
それでは続きをご覧ください!
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鬼滅の刃ネタバレ163話
『納得のいかない童磨』
童磨は、自身の勝敗に納得がいきません。
成長途中のカナヲ、毒で戦うしのぶ、我流の剣士伊之助らに負けたことを。
人を救い、生きてきた自分がかわいそうに思えてなりません。
上弦の弐の鬼である自分は、消えないかもしれないと淡い期待を持ちます。
無惨や、そうなりかけた猗窩座のように。
けれども、童磨の体は消えていきます。
この世を去ろうとしているのを察しました。
そのような状態でも、彼には何の感情も浮かびません。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『童磨の過去』
童磨の父親は、数々の信者の女性たちに手を出していました。
そこへ怒り狂った母親が、刃物で父親を刺します。
遺体には、いくつもの刺し傷がありました。
そして母親は服毒し、命を絶ちます。
童磨はその時から何も感じませんでした。
恐怖や戸惑い、悲しみなども全く湧いてきません。
その代わりに、部屋を汚さないで欲しい、部屋の換気を行わなければと思います。
彼は一度たりとも、人間にあるべき感情がなかったのです。
その後、二十歳で無惨と出会い、鬼にして貰いました。
そこから100年以上の時が流れます。
長い間生きたにも関わらず、人間の感情がわかる日は来ませんでした。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『しのぶの語らい』
真っ暗な空間に、しのぶが童磨の首を持っていました。
そして、ようやくこの世を去った童磨に話しかけます。
しのぶはまだ、成仏には至っていませんでした。
童磨は名前を尋ねますが、断られます。
それから、ふたりは毒について語りました。
威力が凄まじかったのは、鬼の珠代と共に作ったからと話します。
けれども、姉の命を同じ鬼に奪われたため、非常に悔しい思いがありました。
可能ならば自分の毒で、童磨を手にかけたかったと語りました。
しかし、命がけの賭けが成功したことに満足します。
無惨もきっと、仲間のだれかが葬ると信じていました。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『童磨の初恋?』
童磨は、今までに感じたことのない感覚に陥ります。
心臓がドキドキする、と話しました。
しのぶに対し、恋心を抱いたのです。
彼女をかわいいと言います。
しのぶが笑顔で固まりました。
童磨は、ほおを赤く染めます。
彼は初めて、感情を持ったのでした。
信じていなかった天国や地獄についても、存在するのかもしれないと考えを改めます。
そして、しのぶを共に地獄へと誘いました。
気になる彼女の答えは、当然NOです。
笑顔が逆に怖いです、しのぶさん。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『伊之助の勝利あと』
伊之助は、童磨の残りを踏み付けていました。
そして盛大に喜んだあと、疲れがドッと押し寄せます。
床に尻もちをつきました。
ゼイゼイと肩で息をします。
炭治郎と善逸で母親の話をしたことを思い出しました。
「母親はなんていねぇ!!」
伊之助は、声を大にして語ります。
炭治郎は、だれにでもお母さんはいると話しました。
伊之助は反論します。
「だったら、自分は親に必要とされないから捨てられたんだ!」
善逸がイラッとしながら答えました。
「どうしようもできない事情があったんだろ。
本当の捨て子なら、防寒用の衣服に名前は入れねぇよ。俺のようにな。」
伊之助は、またもや反論します。
「記憶がないなら、いないのも同じだ!」
その言葉に、善逸がまたもやイラつきました。
炭治郎が、優しげに話します。
「お母さんは、きっと伊之助が大好きだったに違いないよ。」
息を整えながら、伊之助は大事にされる自分を思い出しました。
涙が溢れ出し、次から次に落ちます。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『カナヲの謝罪』
カナヲは、しのぶの髪飾りを探していました。
右目は、技の影響でほとんど視力を失います。
もう少し長く使えば、両方とも見えなくなっていたでしょう。
付けていたカナエの髪飾りも壊れてしまいました。
カナヲは謝ります。
そしてカナエが亡くなった時に、泣けなかったことも謝罪します。
自分だけが、泣けずにいました。
動揺し、全身が汗をかきます。
けれども、涙は一滴も出ませんでした。
しのぶは、手を取り抱き寄せます。
だれもカナヲを批難しません。
皆、優しかったと語ります。
カナヲは売られる前、両親から酷い仕打ちを受けていました。
泣けば蹴られ、踏まれます。
引きずり回されたあげく、顔を水にも付けられました。
そのため何人もの兄弟が、亡くなります。
泣かないようにしてきたため、カナエのために泣くことができなかったのです。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『カナヲの涙、姉たちの幸せ』
カナヲは尋ねます。
(がんばれたよね……?)
しのぶの話した通り、仲間を大切にしました。
その結果仲間が助けにきてくれた、としのぶに伝えます。
童磨は、一人では倒せませんでした。
それからようやく、しのぶの髪飾りを見つけます。
大事に抱き抱えました。
すると、優しくしのぶとカナエが頭を撫でたような気がします。
顔を上げるとふたりはいません。
しのぶとカナエは、ふたり仲良く手を繋いで歩きます。
そこへ父親と母親がやってきました。
4人は幸せそうに抱きしめ合います。
カナヲは髪飾りを胸に、思い切り涙を流しました。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『今週の一押しキャラ』
涙を流すカナヲ
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柱になれる基準は?継子はどうしたらなれるの?などなど、
気になるその答えはぜひ本誌にて!そして今週のアイコンは…自分の心の声を大切に。
蟲柱・胡蝶の継子、栗花落カナヲ! pic.twitter.com/Z3HLO3V4FC— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) April 23, 2018
カナヲが姉たちの亡くなった悲しみを、表すことができるようになります。
彼女には、辛すぎる過去がありました。
泣くと命を奪われる、なんとも理不尽な親の元で育ったのです。
泣けなくなるのも当然ではないでしょうか。
おそらく体が、目から涙を流さないようにしていたのでしょうね。
それが代わりに全身からの汗として現れた。
しのぶたちが責めなかったのは、理解していたからではないでしょうか。
泣けない理由が何かあるのだと。
鬼滅の刃ネタバレ163話
『感想』

しのぶの家族たちの笑顔
しのぶは、亡くなりました。
けれども、カナエや両親と幸せそうにする描写が、最後にあります。
きっとあの世では、家族4人仲良く幸せになったという場面だと推測しました。
置いていかれたカナヲが、かわいそうにも思えます。
でもカナヲには姉さんたちの分も、長生きして欲しいですね。
それからあの世で再開して欲しいです!
今週も濃い内容でした。
童磨のことが、どうでも良くなるくらい。
まさか最後の最後に、恋の感情に芽生えるとは。
お前何様?って感じです。
食っておいて、ほんと最後までよくわからない童磨でした。
さて来週からは、壱の鬼と戦いが待っているのでしょうか?
今後も、ますます楽しみですね!