
鬼滅の刃160話ネタバレ「重なる面影・蘇る記憶」をご紹介します。
前回、童磨が伊之助の顔に覚えがあるようでした。
一体、どのような展開になったのでしょうか。
それではご覧ください!
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鬼滅の刃ネタバレ160話
『童磨の確かな記憶』
童磨は伊之助に対し、どこかで会ったことがあると話します。
伊之助は、怒りをあらわにしました。
「会ったことなんてねぇ。」
大事な毛皮を触られ、さらにいらだちます。
それでも童磨は、あると言い張りました。
おまけに、彼を知っているとさえ話したのです。
伊之助は、今一度否定しました。
彼がどこかで会ったことがあるのは、亡くなったしのぶだと感じています。
昔どこかで、彼女に出会っているような気がしました。
そして、今度こそ本人に尋ねようと思っていたのです。
カナヲは、怒りを沈めるようになだめます。
相手が適当なことを言っているだけだと。
その言葉に童磨は、心外だと放ちます。
彼は自身が真面目で、記憶力も良いほうだと話しました。
童磨は、人間だった時の記憶もあるようです。
次の瞬間、自分の頭の中に指を突き刺しました。
見ていたふたりは、不快な表情を浮かべます。
童磨は、頭の中をほじくり返し、何かを探していました。
どうやら、自分の記憶を探しているようです。
そうして思い出した記憶を、語っていきました。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『童磨とひとりの女』
15年前のことです。
17、8の若い女性が、赤子を抱いて童磨の元へとやってきました。
女と子供を守るはずの旦那は、彼女に毎日暴力を振るいます。
その母には、毎日いじめられていました。
童磨は作った極楽教(ごくらくきょう)を、かわいそうな女性たちを救う場としていたのです。
彼女は、他に頼るところがありませんでした。
他に、匿ってくれる親戚はいません。
夫の暴力は酷く、出会って直ぐのころは、顔がはれ上がっていました。
それも、元の顔が分からないくらいです。
片方の目も見えなくなっていました。
童磨が手当を施すと、顔は元に戻ります。
その綺麗な顔立ちを、童磨は良く覚えていたのです。
伊之助によく似た、柔らかな表情をする女性でした。
鮮明に思い出し、伊之助の母親であることに確信を持ちます。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『冷静さを失う伊之助』
伊之助は目を丸くしました。
けれども、自分を育てたのはイノシシだと否定します。
童磨は、彼が言っていることが理解できません。
母親などいないと話す伊之助に、真っ当な発言をします。
「君は人間なんだから、人間から生まれたに決まっている。」
伊之助は話を最後まで聞くことなく、攻撃を再開します。
童磨は冷静に、それを避けました。
それから伊之助の胸に、×印の傷を作ります。
瞬時に、カナヲが助けに入りました。
通路の両サイドにある水の中へと、共に落ちていきます。
彼女は、何とか冷静さを取り戻すように言い聞かせました。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『伊之助の母親』
童磨は、話を続けます。
伊之助の母を亡き者にするつもりはなかったと話しました。
心の綺麗な人だったそうです。
そのような女性は側にいて欲しかったと述べました。
美しく、歌も上手かった彼女には、1つ欠点があったと語ります。
それは、頭のできが悪かったことでした。
伊之助を抱いて、良く歌っていました。
しかし歌っていたのは、なぜか指切り歌でした。
その話を聞いた伊之助の脳裏に、歌が思い浮かびます。
“寂しい思いをさせるけど、きっと自分が伊之助を守るから……。”
その歌詞は毎回違ったと、童磨は話しました。
伊之助の心臓の音が、ドクンドクンと響きます。
彼はしのぶがもしかしたら、自分の母親なのかと考えていました。
童磨は寿命が尽きるその日まで、彼女を側に置いておくつもりだったのです。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『伊之助と琴葉の別れ』
そんな中、伊之助の母である琴葉(ことは)は、とあることに気が付きました。
頭が良くなかった分、感覚は鋭かったのです。
そのため、信者である女性たちを亡き者にしていることが知れてしまいます。
鬼である童磨の考えなど、理解できるはずもありません。
彼女は、罵詈雑言(ばりぞうごん)を投げると、寺を出ていきました。
鬼が、獲物を逃がすわけがありません。
琴葉は伊之助を抱え、必死に逃げます。
頭が鈍く、不甲斐ないのは理解していました。
そのせいで、幼い息子を危険な目に合わせていると自覚しています。
彼女は何度も、伊之助に謝りました。
ついに、崖へ追い詰められてしまいます。
琴葉は、伊之助だけでも助けたいと願いました。
そして、彼を崖の下へと落としたのです。
その後直、追いかけてきた童磨に討たれ、彼女は亡くなりました。
童磨は落ちていった赤子に同情し、涙を流します。
伊之助が落ちた先には、川がありました。
彼はその後何とか生き残ります。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『伊之助の怒り』
伊之助は、動揺を隠せません。
自分に母親が、いたことなど知りませんでした。
ましてや、鬼の手にかけられていたことも初めて聞きます。
童磨が、琴葉の骨は1つも残らなかったと語りました。
一人では何もできず、家に戻ったところで夫の暴力に合います。
弔う者もいないため、自分の一部になったほうが良いと考えたのでしょう。
さらには、彼女の人生が幸せでなかっと、自分勝手に話します。
何の意味もなかったとさえ、語りました。
一緒に聞いていたカナヲも、その発言に怒りをあらわにします。
伊之助は、母親が自分をめいいっぱいに愛してくれたことを思い出しました。
彼は、本当に奇跡のような巡り合わせだと言葉にします。
仲間と母親の敵に、出会ったことでした。
振り向いた彼の表情は、鬼のような形相です。
母親との記憶を、思い出させてくれたことには感謝します。
しかし、あまりにも許せない行いをした童磨に怒りが爆発しました。
楽にあの世へ送ることはしないと、伊之助は決意します。
地獄を見せると吐き捨てると、刀を構えました。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『今週の一押しキャラ』
伊之助を守ろうとする琴葉
琴葉は、自分の子である伊之助をだれよりも大切に思っていました。
彼女が、生きて来れたのも、伊之助がいたからでしょう。
琴葉は、我が子をとてもかわいがっていました。
これが良い人生でなくて、何なのでしょう。
母親として、我が子の幸せを1番に思う良き人物でした。
鬼滅の刃ネタバレ160話
『感想』

琴葉の息子への愛
子供への愛情は、星なのでは表せません。
何個付けても、足りないくらいです。
伊之助は、本当に良い母親に巡り会えたと感じました。
我が子を心からあんなふうに愛せるなんて、理想の親の姿だと思いましたね。
彼女は、一人で育てる覚悟もしていました。
伊之助と2人で貧しくも、幸せに暮らしていきたかったことでしょう。
童磨の元に行ってしまったのが、運の尽きでしたね。
辛い時に、何かにすがりたくなる気持ちは分かります。
けれども、彼女の唯一の救いは伊之助が生きていたことでしょう。
きっと、天国で息子の成長を喜んでいるはずです。