約束のネバーランド考察

約束のネバーランドソンジュが人を助けた本当の理由とは?

レイが絶体絶命のときに、駆けつけ助けてくれたのがソンジュです。
そんな彼が、鬼であるにも関わらず助けたのには訳がありました。
その理由を踏まえ、今回ソンジュについてまとめました。
彼のことがより詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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約束のネバーランド
ソンジュがエマたちを助けた本当の理由

エマたちには、久しぶりに人と話がしたかったからと語っていました。
生きた人間は、農園の中にしかいないのです。
しかし本心は違いました。
“もう一度、腹いっぱい人を食らいたい。”
ソンジュは、ムジカと違い人の味を知っていました。
理由は後ほどご紹介します。

そのため、エマたちに“約束”を壊してもらいたかったのでした。
約束とは両方の世界を分け、人と鬼が互いに狩ることを止めるように決めたものです。
決まりを守るため、鬼たちは現在も農園で人を養殖し続けていました。
約束は1000年もの間、ずっと破られていません。
ソンジュは、自分たちが自由に狩って食べることのできる世界を望んでいたのです。
そのため信仰、社会の在り方、種族本来の姿を歪ませた約束を壊したいのでした。
さらに約束は、人にしか壊せないと考えていたのです。
漫画では、その理由が語られていません。

しかし、鬼よりも知能の高い人にしかできないと痛感しているからではないでしょうか。
人であるエマ達を助けることで、
“再び人間を狩ることのできる日が来るかもしれない。”
そういう期待から、エマ達を救うのでした。
また彼らは鬼の世界の決まりごとを、どうでも良く思っています。
そのため、自分たちを社会の“異端者”と呼んでいました。

約束のネバーランド
ソンジュが人を食べない理由

ソンジュは、“原初(げんしょ)宗教”と呼ばれるものを信仰していました。
その宗教上、現在は人を食べることはできないのです。
ではその理由とは、一体何なのかをお伝えします。
“養殖された人を食べることは、神への反逆行為になる。”
原初宗教では狩猟でなら、神が作り出した命を奪うことは許されていました。
つまり約束がある以上、人を狩猟することができません。
この世界で、人は養殖された存在です。
それが原初宗教上、良くないのでした。
ですが人以外の狩猟できる物は、なんでも食べます。
仮にエマたちが、約束を壊せなかったとします。
それでも、彼女たちが外の世界で暮らした場合のことを考えていました。
農園の外で増えた人には、手が出せるようです。
つまり農園出身の者が子をなせば、狩りができるという考えでした。

約束のネバーランド
ソンジュが旅をしている本当の理由

「ここに住んでいるの?」
そう尋ねられ、各地を旅して回っていることをムジカが話しました。
ソンジュに理由を聞くと、口元が一瞬下がります。
それからわけを言わないまま、ごまかしたことがありました。
理由はムジカやソンジュが、追われている立場にあったからです。
過去にムジカが、少数の鬼を助けた経歴がありました。
ムジカの血は、人を食べなくても知性が保っていられるようになる力があったのです。
時は700年前にさかのぼります。
当時ムジカは、空腹の鬼たちを助けたことがありました。
そのことは、王族たちにも当然伝わります。
そして王たちは、その力国民を守るために使おうと考えました。
けれども、ムジカの救った者たちを全員食ってしまうのです。
農園を管理している権力者たちは、邪魔な存在だと考えたのでした。
人を必要としない者が増えることは、自分たちの支配を危うくすると。
ソンジュも、ムジカから血を分け与えられ生きている鬼です。
そのためムジカの存在が明らかになれば、ふたりとも命はないと考えます。
ですから見つかることのないように、各地を転々としていたのでした。
ソンジュが農園のボスを含めた追手を、倒したのはそういう理由があったのです。
またレイを助けた時に、姿を見られます。
ですから自分たちに危害が及ばないように、農園のボスもろとも倒したのでした。
また、自分の野望を叶えてくれるエマたちを逃がす目的もあります。

 

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